■2021年11月 (株)サカタのタネ 野菜統括部 鈴木栄一氏
(株)サカタのタネ 野菜統括部
鈴木栄一氏
 私は、(株)サカタのタネの野菜統括部で、野菜種子全般の対応をしています。このたび、初のリモート講習会となった八百屋塾で、「白菜」をテーマにお話をいたしました。

 弊社でも、コロナ禍で産地訪問などが制限され、Zoomでの営業や会議が増えています。慣れてくると移動に時間を使わずに、遠くの方々ともいつでもどこでも、リアルタイムで情報を共有できるので、プラスの面もあります。今後、このような形が普通になってくるのでは、という気がしています。

 私どもはいろいろな品種の開発をしています。白菜の仲間では、小型の「タイニーシュシュ」を新しい野菜として提案しているところです。暑さに強く、表面に毛が生えていないのが特徴で、生のままサラダで食べるのがおすすめです。

 新しい野菜は、最終的には消費者の方々に受け入れていただいて初めて品種として成り立ちます。そのためには、八百屋さんからの店頭でのご説明やご提案が品種を生かすための一番のキーポイントになりますので、今後とも引き続き、消費者の方々へのおつなぎをよろしくお願いします。

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【2021年11月21日 リモート八百屋塾】講演「白菜」について 鈴木栄一氏