■2025年3月16日

第12回 修了式

八百屋塾2024の最終回にあたる第12回目は、「修了式」でした。

フルーツの展示

当日のプログラムは下記の通りでした。

◆柴田実行委員長、近藤理事長、坂本荏原支所長よりご挨拶
◆基調講演1 『国産果物の現状』『青果物輸送の仕組みとこれからの展望』一般社団法人フルーツマエストロ協会/青果物流通ジャーナリスト 近藤卓志氏
◆基調講演2 フタバフルーツ 成瀬大輔氏のお話
◆修了証授与式
◆いちごパフェ作りの体験
◆茶話会

 
■八百屋塾実行委員長 柴田健太郎

 本日は八百屋塾の修了式です。みなさま、1年間ありがとうございました。この1年、たくさんの野菜を食べくらべて、たくさんの知識をつけたと思います。私は、みなさんに、学ぶ側から伝える側になってほしい、と思っています。私は保育園に野菜を納品しています。八百屋塾での勉強のあと、子どもたちが興味を持ちそうなことを資料にまとめて、野菜といっしょに配っています。すると、子どもたちだけではなく、保育園の先生からも、「こんな野菜があるんだ」「こんなに味が違うんだ」と、反応があります。また、お子さんが家に帰って、保護者の方に、「今日はお野菜の話を聞いて面白かった」と話してくれると、「じゃあ、いっしょにそのお野菜を買いに行こうか」という循環にもなります。

八百屋塾実行委員長 柴田健太郎
 私は、伝える楽しさを実感できています。ですから、みなさんにも、まわりの方に伝えるという立場になっていただきたい。私がそう思ったのは、このあと、お話いただくフタバフルーツの成瀬大輔さんのお話を伺ってからです。本日は、その成瀬さんとともに、一般社団法人フルーツマエストロ協会の理事を務められている近藤卓志さんにお話しいただきます。果物の素晴らしさ、果物が抱えている問題点を学んでいただければと思います。
 
■東京都青果物商業協同組合 理事長 近藤栄一郎

 本日は冷たい雨の降る中、八百屋塾の修了式にご参加いただき、ありがとうございます。八百屋塾が始まってから24期目となります。当初、八百屋の勉強会の最高学府にしたいということで「八百屋大学」という名称を考えていたのですが、近藤卓志さんに、「地方では八百屋塾という名称で勉強会をやっている」とうかがい、「八百屋塾」になりました。八百屋塾にとって大恩人である近藤卓志さんに何十年ぶりにお会いでき、大変嬉しく思います。

 先週、熊本でのこと。会議が終わりホテルの部屋に戻ったところ、スイカやりんごなどが美しくカットされてガラスの器に盛られており、フルーツのいい香りがして、とても幸せな気持ちになりました。長年、八百屋をしていますが、改めてフルーツの香りの効果を感じたできごとでした。

東京都青果物商業協同組合 理事長
近藤栄一郎
 今日はフタバフルーツの成瀬さんにもお話を伺います。フルーツへの熱い思いをお持ちの方なので、ぜひみなさんに聞いていただきたいと思っています。

 今期は実行委員長をはじめスタッフ全員が、毎回、さまざまな工夫を凝らしてくれました。受講生のみなさまには、今後も積極的にご参加いただき、来年、再来年、またその次と続くよう、お願いいたします。
 
■荏原支所 坂本義明支所長

 みなさん、1年間本当にご苦労様でした。ちょっと運気を増すお話を簡単に。今年の5月11日、6年ぶりに神田祭に市場のお神輿が出ます。ご参加希望の方がいらしたら、荏原支所にご連絡ください。よろしくお願いいたします。では、今日も頑張って勉強してください。

荏原支所 坂本義明支所長
 

2025年度 第1回八百屋塾 開講式
2025
年4月20日(日)

講演: 「玉ねぎについて(仮題)」
講師: カネコ種苗 寺沢裕一氏
勉強品目: 玉ねぎ


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