■2025年3月16日 第12回 修了式 〜 修了証書の授与
◇修了証書の授与
年間12回中、8回以上出席された受講生に、近藤理事長から、八百屋塾修了証書が授与されました。今期の修了者は17名でした
山北崇晴さん
朝比奈邦夫さん
新井尚美さん
加藤時彦さん
森信明さん
青木房枝さん
坂牧みつ子さん
阿部純子さん
藤岡輝好さん
本田明子さん
吉野智子さん
内田昌一さん
熊沢真祐さん
関野純也さん
◇受講生のコメント
  • 頑張って日曜日に出てきてよかったです。ここで学んだことをこれから役立てていきたい。来年度も毎回参加したいと思います。(山北崇晴さん)

山北崇晴さん
  • 9年前、たまたま杉本さんのお名前を知り、お店を訪ねたところ、すごく親切にいろいろと説明していただきました。そのときに八百屋塾のことを聞いて、来てみないか、と。それから参加させてもらっています。普段はなかなか勉強する機会がないので、いつも楽しみにしています。これからもできる限り来たいと思います。(朝比奈邦夫さん)
朝比奈邦夫さん
  • 修了証書をいただけて嬉しいです。最初はずっとリモートで参加していました。リモートがなくなったので、ここに来るようになりましたが、もっと前から来ていればよかった、と思いました。これからもよろしくお願いいたします。(新井尚美さん)
新井尚美さん
  • スタッフのみなさま、いつもありがとうございます。ここに来て、産地の違う商品の食べくらべなど、普段はできないことを経験できて大変勉強になりました。(加藤時彦さん)
加藤時彦さん
  • いつも、ここに来ると新しい発見がたくさんあって、すごく楽しいです。日曜の朝なので二日酔いのことが多くて(笑)。でも、ここで面白い話を聞いて、食べくらべや試食をして、二日酔いが癒されるみたいな、毎回そういう流れになっています。いろいろな方と出会えるのもありがたいです。これからもよろしくお願いいたします。(森信明さん)
森信明さん
  • 西国分寺にある八百屋で働いています。八百屋塾では、自分の知らない果物や野菜の知識を得られて、食べ方などもいろいろと教えていただいたので、お客さまに少しでも伝えていけるようにしたいと思います。(青木房枝さん)
青木房枝さん
  • 八百屋塾に通って、いろいろな勉強ができました。何より、たくさんの果物と野菜の食べくらべができて、味を知ることができてよかったです。あと、多くの方と知り合いになれたことも、とても嬉しかったです。(坂牧みつ子さん)
坂牧みつ子さん
  • 仕事としても、普通の生活者としても、土から種を植えて、私たちのもとに届き、口に入り、消化するまでが繋がったのが楽しかったです。(阿部純子さん)
阿部純子さん
  • 毎年毎年お世話になっています。スタッフのみなさん、準備から運営まで、毎回本当に感謝しかないです。(藤岡輝好さん)
藤岡輝好さん
  • この会に来て毎回思うのは、必ず知らなかったことが知れる、ということ。40年前に卒業した学校の知識は古すぎて、なのに古臭いままでずっと動いているマスコミや出版関係の仕事もあるんですよね。思い込みで行動してはいけない、といつも肝に銘じて、ここでの学びを仕事に反映できるようにしています。(本田明子さん)
本田明子さん
  • 9回も通ったことに自分で驚いています。スタッフのみなさんは、すごく準備が大変だろうなといつも感じています。今年は特に、ブラインドでの食べくらべや、年間通してのトマトの試食が、私にとってはすごく発見でした。冷凍も実際に食べてみたら案外いけるとか、本当に学びになりました。私は豊洲市場の卸で働いています。八百屋塾に参加することは、仕事にも人生にも励みになっています。(吉野智子さん)
吉野智子さん
  • 八百屋を始めた頃は、これなら売れるとか、儲かるとか、そういうファクターでしか商品を集められなかったのですが、八百屋塾に通うようになってから、味やおいしさを念頭に置いて商品をチョイスするようになりました。お客さまともよく会話ができるようになり、店の雰囲気も変わったと思います。(内田昌一さん)
内田昌一さん
  • 卸売の会社に就職して1年目、ほぼ何も知らないド素人の状態で参加させていただいたので、非常にためになる学びがたくさんあった1年でした。来年以降、もしかしたら私の後輩がここに来るかもしれないので、そのときはみなさま暖かく迎えてあげてください。(熊沢真祐さん)
熊沢真祐さん
  • 1年間本当にありがとうございました。初めてのものを食べたり、いろいろなことを学べたりしたのも大きいのですが、毎回、本当に熱い方たちにご指導いただき、その思いを受け取れたのが最もよかったと思っています。(関野純也さん)
関野純也さん
◇杉本晃章氏より
 みなさん、今日は修了式おめでとうございます。

 今から24年前、2000年にこの八百屋塾を立ち上げました。その後、先ほど修了証書を授与された藤岡さんが横浜青果塾を立ち上げた。当時、江澤先生と私で立ち会いに行ったのを覚えています。今も続けられていて、本家の八百屋塾も顔負けというくらい、一生懸命やられています。

 野菜の神様といわれた江澤先生からは、常に、「食べてみたか?」と聞かれました。「まだ食べていません」というと、「食べなきゃわからないじゃない」。それが口癖でした。

杉本晃章さん
 受講生のみなさんの感想を聞くと、「いろいろなものを食べくらべることができて感激した」という声が多いですよね。まさにそうなんです。長年、青果物を扱い、毎日売っていても、例えばいちごを3〜4品目とか、何品目もつまむことなんてないんです。で、本田さんのお話じゃないですけど、過去の知識や思い出だけで語ってしまうわけです。ですから、ここで、さまざまなフルーツや野菜を食べくらべることがいかに大事か、みなさんも感じているのではないかと思います。

 特に、今出ている中晩柑類。デコポンとかはっさくとか。あれはだいたい1〜2月に全部採って、それ以降は貯蔵庫から出してくる。その貯蔵状態や作型によって、売る時期を変えています。だから、同じ熊本のデコポンでも、3月に出るものと5月に出るものは、全然違います。そういうことを自分の舌で確かめながら、ぜひ販売の参考にしてください。