■2023年9月10日
第6回 産地視察in埼玉県さいたま市

八百屋塾2023 第6回目は、埼玉県さいたま市見沼田んぼ界隈の産地視察でした。さいたまヨーロッパ野菜研究会(通称「ヨロ研」)の小澤詳記さん、森田剛史さんの圃場と、5月に八百屋塾でご講演いただいたサカール祥子さんの十色とうがらしファームにて、収穫や播種を体験しました。

十色とうがらしファームにて記念撮影
※写真はクリックで拡大します(別ウィンドウが開きます)
 
■2023年9月10日 第6回 産地視察in埼玉県さいたま市 〜 タイムスケジュールなど
◇タイムスケジュール

8:00 秋葉原TSKビル前出発
9:30 ヨロ研 小澤詳記さんの圃場にて概要説明、収穫体験、播種体験
11:00 ヨロ研カフェにてランチ
12:20 ヨロ研 森田剛史さんの圃場にて概要説明、収穫体験
13:40 十色とうがらしファームにて概要説明、収穫体験
16:00 秋葉原TSKビル前解散

◇ヨロ研(さいたまヨーロッパ野菜研究会)の概要について

 [カネブン青果株式会社 代表取締役 鈴木大樹氏より]

  • さいたまヨーロッパ野菜研究会、通称ヨロ研は2013年に発足しました。埼玉エリアの若手農家を中心とした生産者さん、種屋さん、われわれ青果卸、レストランのシェフ、事務局のさいたま市、この5つの柱で成り立っています。

  • 今から10年前、埼玉にはイタリアンやフレンチのレストランがいっぱいあるにも関わらず、ヨーロッパ野菜や輸入野菜が手に入りづらいという状況がありました。そこで、地場野菜としてヨーロッパ野菜を作り、外食で使っていこうという取り組みが始まりました。

  • 当初から、市場出荷はしないのが原則です。珍しいもの、希少性の高いものは、なかなか大量に動くことはなく、価格も安定しません。卸売会社が定価販売することにより、農家の方々は安心して計画栽培ができるようになります。

  • さいたま市は、埼玉を「ヨーロッパ野菜の町」にしようと、地元産のヨーロッパ野菜を名物としてさまざまなところで使ってもらうようはたらきかけています。さいたま市の小学校、中学校の学校給食では、1年に1回、全部の学校がヨーロッパ野菜を使った給食を出しています。料理コンテストも開催しており、主にレストランの方向けの冷製の部、温製の部、スイーツの部などのほか、学校給食の部もあります。ヨーロッパ野菜を学校の畑で育ててもらう取り組みもしています。

  • さいたまヨーロッパ野菜研究会の特徴のひとつは、行政が一緒になって成長させてきたことだと思います。全国的にもこの活動が注目されており、各地から視察に訪れる方が多くいらっしゃいます。

  • 本日は、さまざまな種類のなすを作っている小澤さんの畑でなすの収穫体験とコールラビの播種体験をしていただき、ランチはヨロ研カフェで野菜をふんだんに使ったカレーをお召し上がりください。その後、「ダビデの星」というオクラなどを栽培している森田さんの畑と、サカール祥子さんの十色とうがらしファームで収穫体験となります。暑い中ですが、1日楽しんでいってください。
 

2023年度 第7回八百屋塾
2023
年10月15日(日)

講演: 「れんこんについて」 
講師: 茨城県農業総合センター
専門技術指導員室 瀧澤利恵氏
勉強品目: 野菜「はす」果物「香酸柑橘」


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