■2022年11月20日 第8回 じゃがいも・早生みかん  〜 産地リモート中継「清水のみかん」について

 [杉山琢哉氏より]

  • 静岡の清水区でみかんを栽培しています。八百屋塾のみなさんには、「朝福ちゃん」、「はるみ」をはじめ、日ごろから清水のみかんをご愛顧いただき、ありがとうございます。先日の台風の際はご心配いただきありがとうございました。当農園は少し断水があった程度で畑にはほぼ影響はありませんでした。

  • 本年の作柄は、6〜7月から夏場にかけては雨が多く心配しましたが、秋は雨が少なかったので、しっかりしたみかんになりました。
  • 「朝福ちゃん」は、清水区の育種家、朝倉福次郎さんが開発しました。青島の枝替わりとマーコットの掛け合わせで、大玉で食べやすいのが特徴です。収穫はこれからで、年末年始が食べごろです。

  • 今年、私の農園は裏年ですが、色づきがよく、扁平のみかんも多いので、内容はまあまあではないかと思います。もっとMS中心で作りたいのですが、裏年ということもあり大きくなりがちです。
朝福ちゃん
  • うちの畑は海からそれほど遠くなく、正面に日本平が見えます。日当たりもいい。遠くに見えるのは、先ほど在来のじゃがいものお話にあった井川の山です。

  • 本日の試食用としてそちらにお送りした「朝福ちゃん」は、開発者の朝倉福次郎さんのものです。昨年同様の味になっているのではないかと思います。

  • 「朝福ちゃん」、「青島」、2月になれば「はるみ」。今年は「はるみ」がおすすめです。雨が多かったので、できがいい。今後の「青島」については、数量は少な目、糖度は管内で過去最低という話もあり、心配ですが、遅くなればいいかもしれません。「朝福ちゃん」も今年は遅めのスタートを考えています。

 [「朝福ちゃん」を試食した塾生の感想]

  • 懐かしい味。酸味がしっかり利いている感じでした。

  • 酸味があるみかんが好きで、「朝福ちゃん」は、ザ・みかんという感じでおいしくいただきました。

  • 甘みと酸味が両方あってとてもおいしかったです。