■2014年9月21日 第6回 レタス、葉もの類 〜 勉強品目「レタス、葉もの類」について 東京青果(株)長掛雄治氏
◇勉強品目「レタス、葉もの類」
  • レタスには結球するものと非結球のものがあり、一般的にレタスといわれているのは、結球する玉レタスです。

  • 今日の「サニーレタス」と「リーフレタス」は、長野県伍賀のものです。いまはちょうど長野県と茨城県の入れ替わりの時期で、このあと、もう少し、長野県から出てきます。

  • サニーレタスの名前は、車の「日産サニー」から来ています。最初に出荷されたとき、セリ人が赤の日産サニーに乗っていたことからついた名前です。

  • 「フリルレタス」は、グリーンリーフの一種で、サラダにするとボリューム感が出ます。
東京青果(株) 長掛雄治氏
  • 「ピンクロースター」は、「ロロロッサ」、「シルクレタス」などの名前もあります。赤みがきれいなので、サラダの彩りにおすすめです。

  • 「ロメインレタス」は葉が厚く、歯ごたえがあります。炒め物にするとおいしいのですが、生でもシーザーサラダなどに使われます。ローマのもの、とう意味で「ロメイン」という名前がついています。

  • 「サラダ菜」は水耕です。サクサクとした食感の玉レタスがクリスプヘッド型と呼ばれるのに対し、やわらかい歯触りのサラダ菜はバターヘッド型と呼ばれています。

  • 「デトロイト」は、ビーツの若葉です。ベビーリーフミックスにもよく入っています。

  • 「セルバチコ」は、ルッコラの野生種で、辛みとゴマの香りが強いのが特徴です。

  • 「マスタードグリーン」は、さわやかな辛みがあります。

  • 「サンチュ」はわりと古くからあったようで、7世紀頃、中国に入ったといわれています。玉ではなく掻いてとる掻きチシャの一種です。

  • 東京都中央卸売市場におけるレタス類の取扱量(平成25年1月〜12月)は、97,020t。数量は前年比101.5%、単価は101.5%。生産量は、1位:長野県、2位:茨城県、3位:静岡県、4位:群馬県、5位:兵庫県の順です。
◇レタス、葉もの類の写真
レタス
(長野県・軽井沢)
サニーレタス
(長野県・伍賀)
グリーンリーフ
(長野県・伍賀)
フリルレタス
(岩手県・奥中山)
しあわせレタス
(千葉県・
佐倉グリーンファーム)
ピンクロースター
(長野県・洗間)
ロメインレタス
(長野県・
松本ハイランド)
エンダイブ
(長野県・信州諏訪)
サンチュ
(千葉県・ヤマキ組合)
サラダ菜
(千葉県・長生白子)
デトロイト
(埼玉県・マルコーフーズ)
セルバチコ
(愛知県・豊橋温室園芸)
マスタードリーフ
(千葉県・アグリアドバンス)
     
 
 

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