■2015年1月18日
第10回 だいこん・中晩柑
 八百屋塾2014、第10回目のテーマは、「だいこん」「中晩柑」でした。
だいこんの展示
中晩柑の展示
 
■2015年1月18日 第10回 だいこん・中晩柑 〜 実行委員長 関澤健

 あけましておめでとうございます。

 去年の暮れは、みなさん苦戦したのではないでしょうか。暮れの商材が売れなり、ふだんと変わらなくなっている気がします。残したいのですが、お客さんが使ってくれないと、なかなか厳しいです。

 今日のテーマは「だいこん」です。去年の暮れ、「三浦だいこん」がやや少なかったと思います。作る人が少なくなっているのでしょうか。価格も高かったので、「三浦」に代わるだいこんを探したい、と思っています。今日は、いろいろなだいこんが並んでいますので、しっかり勉強して、お店の販売につなげてください。

実行委員長 関澤健
 
■2015年1月18日 第10回 だいこん・中晩柑 〜 理事長 野本要二

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年は、私どもの事業にご協力、ご尽力いただき、まことにありがとうございました。

 八百屋塾を開催しているのは、われわれ東京都青果物商業協同組合の後継者育成の一環という意味合いもあります。この中から、今後、東京都青果物商業協同組合の主軸になって活躍してくれる人が出てくれることを期待しています。

理事長 野本要二
 昨年は、2月に大雪、4月には消費増税、広島の大洪水、御嶽山の噴火、年末の総選挙など、さまざまなことがありました。われわれの業界に関しては、前半は高値で推移しましたが、後半は全面安となりました。昨年はどこの卸市場も90〜95だったのではないでしょうか。

 4月からの8%の消費増税は、みなさん非常に苦慮したと思います。利益率はどうでしょうか。最後まで営業に響いたのではないでしょうか。10%は先送りになりましたが、今後どういう対策をとるのか、この場で話し合うことも必要です。

 今年はみなさんに、自分が今やっていることを反省しながら、毎日30分でいいので自分の時間を持っていただきたい、と思っています。商売や人生について考える、ゆとりの時間を持つ。これは、八百屋塾の創始者である江澤正平先生にもよくいわれたことです。

 八百屋は時間の長い商売ですが、なんとか工夫して自分の時間を持ち、明日からどうするかを考えなければいけません。私も50年間八百屋をやってきて、朝から晩まで働いてきました。他の業界を考え、八百屋がこれでいいのだろうかと、もっと真剣に考えるべきではないでしょうか。みなさんに、自分の店をもう一度見直してほしい、と思っています。

 先日、農水省に行き、大坪課長と会ってお話ししてきました。八百屋が疲弊しているので、なんとか応援していただきたい、とお願いしたところ、八百屋さんの実態を知りたいので、そのうち視察に出向いてくださる、とのことでした。

 地方創生といいますが、東京も地方である、という姿勢で、応援を求めていきたいと思っています。もし補助をいただけたら、それをきちんと使って成果をお返ししないといけません。この中で、自分の店をこうしたい、という方がいらしたら、ぜひ相談してください。

 この1年、みなさんといっしょにがんばりたいと思います。今後ともご支援よろしくお願いいたします。今年がいい年になりますようご祈念申し上げ、私の挨拶に代えさせていただきます。

 

2014年度 第11回八百屋塾
2015年2月15
日(日)


講演:「ほうれん草」について
講師:サカタのタネ 山根哲哉氏


テーマ野菜:ほうれん草


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