■2013年5月19日
第2回 トマト
 八百屋塾2013、第2回目のテーマは、「トマト」でした。
トマトの展示
カラフルトマト
生食にも調理にも使えるトマト
 
■2013年5月19日 第2回 トマト 〜 実行委員長 関澤健

 今日のテーマ野菜は、「トマト」です。

 大玉系が何種類か、懐かしいものも新しいものも、昔は露地で青いものがたくさんありましたが、最近はだいぶ色を回すようになりました。

 フルーツトマト各種と、生食用のベビーコーンなどもありますので、のちほど食べてみてください。

 八百屋塾にはいろいろな方が参加しているので、回りの方と意見交換をすると、必ずお店にフィードバックできると思います。

実行委員長 関澤健
 
■2013年5月19日 第2回 トマト 〜 理事長 野本 要二

 おはようございます。いい陽気になりましたね。品物もたくさん出てきて、八百屋にとっては、これからが一番売れる時期になります。東北の品物も多くなります。茨城、福島、宮城など、まだ風評被害が残っていますので、どうなるか心配していますが、5月後半〜7月は八百屋の稼ぎどきですから、しっかり勉強して、がんばりましょう。

 トマトは、おいしいものを扱えば、売れます。ただ、トマトにもいろいろあり、土によって味は大きく変わります。自分の店のトマトを決めて、「お宅のトマトはおいしい」といわれるようになってください。店の特徴を出すのに一番いい商材だと思います。

理事長 野本 要二

 いくらおいしいトマトでも、頂点を過ぎると味が抜けてしまいます。ロス管理はしっかりしなければいけません。

 たくさん売ろうと思うと、余計に買ってしまい、残るとロスになる。みんながたくさん買うと単価が高くなり、残って捨てるのはいやだからと安売りする。そういう悪循環にならないように、夏場の仕入れとロス管理はしっかりやるようにしてください。

 もうひとつ、通年の宿題として、消費税の問題があります。来年の4月には8%になり、2015年10月からは10%になります。その対策を考えないと大変なことになります。粗利20〜30%として、8%も消費税を取られたら、どうなりますか。理事会でもしっかり考えていきます。

 内税、外税の価格表示は自分で選べます。じっくり考えて、自分の店はどのような方向性がいいのかを見い出しましょう。零細小売業にとっては大変ですが、みんながそれぞれしっかり考えて、新聞もよく読むようにしてください。

 では、本日も、がんばって勉強しましょう。

 
 

2013年度 第3回八百屋塾
2013年6月16
日(日) 9:00〜12:00


講演:「しょうが」について
講師:高知園芸連 東京事務所 所長 平山智雄氏


テーマ野菜:しょうが


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