■2012年9月8日〜塾生のスピーチ
 行きの車中、「八百屋塾受講半年が過ぎて」をテーマに、受講生に3分間スピーチをしてもらいました。
  • 江東区の青果店に勤めています。八百屋塾は、前回、かぼちゃのときに初めて参加して、今日で2回目です。今までは仕入れたものをただ売っていただけなのですが、もっと詳しく野菜のことを知りたくて、参加しました。産地や市場の状況、消費者がどのようなものを求めているのかなど、すごく勉強になっています。情報を知っているかいないかで商売の仕方も違ってくると思うので、ありがたいです。(三根晋一郎さん)
受講生のスピーチ
  • 今年からスタッフをしています。調理の仕方などを先生方とお話することが増えて、どんな食材も調理の仕方次第でおいしくいただけることがよくわかり、何よりもお客さまに説明ができるのが一番だと思っています。あと、これまでは、傷んでいると思っていたのが、産地の方のお話などを聞いて、本当は違うことがわかったのも大きかったです。まだまだ勉強することはたくさんありますが、今まで学んだことは忘れないようにしたいと思います。(鈴木光さん)

  • 八百屋塾で、料理を手伝っています。いつもは作るのに一生懸命なのですが、みなさんのご意見をお聞かせいただければ、それにそうように料理を作っていきたいと思います。(中根さん)

  • 関澤さんが実行委員になってから、また違った切り口で面白い八百屋塾になっていると思います。お店のほうはぼちぼちですが、納品の比率が上がり、小売の比率が下っており、打開策を考え中です。(安蒜俊男さん)

  • 八百屋塾は今年で3年目ですが、まだまだ勉強不足だと感じています。産地に足を運んで実際に見学する機会はなかなかないので、今日はしっかり勉強して帰りたいと思います。(山崎倫子さん)

  • 葛西市場から参加している竹内です。お店は船橋にあります。私は船橋の市場に行き、子どもたちが葛西市場に行っています。船橋市場の今の会長は江澤正平先生と懇意だった方で、八百屋塾の話もたくさんします。これも八百屋塾の人脈ですね。八百屋塾で勉強を続けて、少しずつでもお客さまに説明できるようになっているので、みなさんもぜひ続けてください。(竹内せつ子さん)

  • 八百屋塾に参加して、特に最近思うのは、野菜が「商品」から「食べ物」という感覚に変わってきたことです。仕入れをするときに、値段ではなく、自分が手にとって納得できるものを買うようになりました。そうすると仕入れ値は上がってしまいますが、お客さまの反応が違うのがわかります。結果的には、お客さまが喜んでくれればいいと思うので、自分が納得できるものを用意できるのは幸せだとつくづく思います。八百屋塾では、違う業種の方の話も聞けて、人とのつながりも広がり、その話もまたお店でできるので、これからも続けられる限り続けたいと思います。(森輝夫さん)

  • 小田急線のよみうりランド前で八百屋をしています。最近、お客さまから、どうやって食べたらおいしいのかと聞かれることが多い。これまでは商品知識を一生懸命覚えようとしてきたのですが、料理は全然わからないので、八百屋塾で簡単な料理法を学んで、お客さまに提案したいと思います。あと、先日、友人が病院の検査で血がドロドロだ、とショックを受けていました。体型はぽっちゃり型で、野菜もあまり食べていないタイプです。それを聞いて、自分は野菜を食べ続けていてよかったな、と心から思いました。お客さまにも健康のために野菜をもっと食べてもらおう、と思いました。(横山信彦さん)

  • もともと一般参加で、つい数ヶ月前に、やっと念願の八百屋で働けることになり、今、荻窪のお店で働いています。群馬の富岡に畑があり、毎週行っているのですが、野菜をいろいろな角度から勉強したいと思っています。月に一度、八百屋塾に参加すると、種苗会社の方のお話などを聞けて、自信を持ってお客さまにお話ができるので、これからも毎月勉強したいと思っています。(月田瑞志さん)

  • 今はまだ大学生ですが、来年からタキイ種苗で育種の仕事をすることになっています。何回か八百屋塾に参加して思ったことは、野菜というものを使って農家さんも八百屋さんも自分の生計を立てているということを、これまではあまり意識していませんでした。その人たちのためにも新しい品種を作り出すということを常に意識しながら仕事に取り組んで行けたら、と思うようになりました。(古川最一さん)

  • ここ何十年か、かなり厳しい状況が続いていて、ひとりでいると、八百屋は消えていく商売なのかな、とネガティブな考えになってしまいますが、だったらお客さまに思いっきり説明できるようになりたいと思い、八百屋塾に参加するようになりました。これからも勉強して、お客さまに納得してもらえるような説明をしたいと思っています。(内田昌一さん)

  • 野菜を運んで13年になります。八百屋塾では、みなさん、新しい発見を期待されていると思うので、野菜は面白い、奥が深いと思ってもらえるように、市場からだけではなく、いろいろなところから探して、みなさんに見てもらったり、食べてもらいたいと思っています。まだまだ野菜について知らないことはたくさんありますし、日本にはもっとさまざまな野菜があると思うので、これからもいろいろなところに出向いて、みなさんに提供できれば、と思います。(高橋廣道さん)

  • 千葉県の柏市で野菜を売っています。まだ1年ちょっとなので精一杯の毎日ですが、いろいろな方からいろいろなことを教わっており、毎日が勉強です。これからも楽しく学びたいと思いますので、よろしくお願いします。(木谷裕子さん)

  • 母と弟と一緒に近藤青果店で働いています。この暑さと不景気の中、日々なんとかがんばっています。八百屋塾に参加すると、ほかの方々の話を伺いながら、自分のところばかりではないと、奮起できます。産地見学は、経験の上でも、いろいろな情報を仕入れる上でも、大切だと思っています。
    (豊野美紀さん)

  • 八百屋塾に参加して2年目になります。ふだんは、農業や料理関係のマスコミの仕事をしています。八百屋さんとマスコミとでは立場は違いますが、いろいろな立場から野菜についてどう考えるか、勉強になります。(坂本晶子さん)

  • いつも夫婦で参加しています。至らないことも多いと思いますが、みなさんがどんな知識を得たいのかを日々考えながら、野菜の調達や講師のことなどをいろいろ考えています。先日、偶然、ハナビラタケを開発した方と知り合って、来月の八百屋塾の講師をお願いしてきました。どこかに出向くと、出会いがたくさんあるので、みなさんも八百屋さんの仕事がお忙しいでしょうが、出かけることで道が開けることもあるかもしれません。うちの店は納めで変わった注文が多いのですが、この間、かぼちゃのツルがほしいといわれ、探して思っていた以上の値段で納めました。ビジネスチャンスはどこにあるかわからないので、ここで知識を得て、諦めずにがんばっていただきたいと思います。(高橋芳江さん)

  • 野菜ソムリエとして野菜の勉強をしようと思い、去年の途中から八百屋塾に参加しています。今はコンサル的な仕事が増えてきて、野菜を作る人と市場をつなぐ仕事をしています。これからもいろいろ勉強したいと思っています。(田中党子さん)

  • 私は30年以上エステティシャンをしており、趣味は人間観察です。2万人以上の人に触れているので、どんな食べ物を食べている人がどんな感じなのかが感覚的にわかっていて、セミナーなどでは、「私たちは地球人なので、地球から生えたものを食べましょう」というお話をしています。私の回りは消費者の方が多く、消費者が一番求めているのは「安全」です。何もしていない消費者が文句だけをいうのは簡単なのですが、八百屋塾に参加して、流通、安全、こだわりなど、そのバランスがとても大切なんだ、と思いました。そうしたことに力を注いでくださっている方を応援できる場所を増やすために、消費者のレベルを上げるべく、セミナーなどで活動しています。どんな形であれがんばっている方がいること、また、その趣旨を消費者に伝えていきたいと思っています。(SONKOさん)

  • 八百屋塾に参加して7年ぐらいになりますが、今のグループ方式のやり方がとてもいいと思っています。他の人とコミュニケーションがとれて、役に立っています。(野田孝次郎さん)

  • 近藤青果店の近藤です。このところ、売上が落ちてきて大変なのですが、八百屋塾で勉強したことが翌日すぐに役立ったりするとそれが楽しい。お客さんにきちんと説明ができる八百屋になりたい、と思っています。(近藤達也さん)

  • 今朝、2020年東京オリンピック開催が決定しました。あと7年は経済も上向いて、店も安泰だろうと胸をなで下ろしています。八百屋は、勉強すれば勉強するほど儲かる商売です。逆に、勉強しなければ、いくら売っても儲かりません。みなさんもしっかり勉強してください。(杉本晃章さん)

  • 八百屋塾では、食べくらべのあとの座談会の司会をしています。毎回、新しいネタを考えているのですが、自分だけでは限界があるので、何か話したいことがあればぜひご提案お願いします。(吉野元さん)

  • 八百屋塾では、食べくらべでさまざまな産地のものを食べることができるので、とても勉強になります。(飯塚高史さん)
 
 
 
 

【八百屋塾2013 第6回】 挨拶塾生のスピーチ三和農林株式会社の工場見学