■2013年11月17日
第8回 だいこん
 八百屋塾2013、第8回目のテーマは、「だいこん」でした。
 
■挨拶 〜 実行委員長 関澤健

 11月の八百屋塾のテーマは、「だいこん」です。大きさや色など、さまざまなだいこんがありますが、食べたことがないものも多いと思うので、自分の舌で確かめてみてください。

 12月は、夜間瀬のみなさんが、りんごを持ってきてくれる予定です。昨日、ふじを送ってもらいましたが、大変味が濃くて、糖と酸のバランスもよく、おいしかったです。蜜も入っていました。生産者は、「最初は味がのらないので、薄く感じるかも」といっていましたが、まったくそんなことはありませんでした。シャリッとした食感もおすすめです。欲しい方はおっしゃってください。ぜひ一度食べてみてほしい商品です。

 

実行委員長 関澤健
 
■挨拶 〜 理事長 野本要二

 本日は、日曜の朝早くから、大勢のみなさんにお集まりいただき、本当にありがとうございます。

 八百屋塾は、今年で13年目になります。創始者の江澤正平先生のおかげでここまで続けることができました。

 今日は、私が江澤先生と一緒に始めた江東区の消費者を対象とした八百屋さんの料理教室があるのですが、それは25周年を迎えました。八百屋が真面目に取り組んで、お客さまとの繋がりができたことにより、区の評価をいただいて、25年も続けることができました。

理事長 野本要二

 八百屋が減っている中で、存在を認めてもらうためには、消費者のみなさんと、地域のコミュニティを通じてもお付き合いをしていかなければなりません。普段から、町会、おまつり、商店街の集まりなどには積極的に参加してください。

 われわれは、毎年、各市場で、「市場まつり」を開催しています。今年は、台風の関係で、淀橋の市場まつりは中止になり、6会場になってしまいましたが、青年会を中心に熱心に取り組んでいただき、毎年、十数万人の方のご来場をいただいております。東京都からも高い評価を受けています。こうした取り組みを通じ、お客さま、産地、八百屋が一緒になって話をして、川上から川下まで繋がることが一番大事だと思いますので、今後ともぜひご協力をお願いします。

 東京都中央卸売市場のホームページに、「専門小売店の魅力」というコーナーがあり、元気でがんばっている商店が紹介されています。毎年2軒ずつ、ホームページに載りますので、そうした八百屋さんがいることを知っていただきたいと思います。

 江澤先生は、よく、「嘘をつくな。真心で売れ」といっていました。最近の偽装表示事件は、嘆かわしいことです。

 今、コンビニがこれだけ発展しているのには必ず理由があります。われわれ八百屋も、コンビニとは違う方法で、やれることがあるに違いありません。

 みなさん、ご要望や意見などがあれば、何なりと本部に電話してください。地方に行くと、熱心な八百屋さんがたくさんいます。東京も負けていられませんから、みんなでがんばりましょう。

 

2013年度 第9回八百屋塾
2013年12月15
日(日) 9:00〜12:00


講演:「ねぎについて」
講師:群馬県央青果(株)常務取締役 田村善男氏


テーマ野菜:ねぎ


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