■2010年6月20日 第3回 〜 商品情報 和歌山産「山椒の実」
 山椒の実は、日本古来の香辛野菜として、昔から、日本人が好んでいた野菜。 別名「はじかみ」と呼ぶ地域もあるのですが、はじかみというと、しょうがの一種にあるので、「なりはじかみ」という名称で覚えてください。海外では、「ジャパニーズペッパー」。こしょうの一種として、認識されています。

 これから大いに使っていただける、「粒山椒」。それから、「山椒の粉」。これは、うなぎ屋さんに欠かせない。どちらも純然たる国産、和歌山産の山椒です。

 「粒山椒」は、非常に優雅な香りがします。こしょうと同じように使っていただきたい。産地の話によると、鍋をするときに、粒山椒を入れると、お湯の香りが非常によくなって、美味である、ということです。

 私どものイメージからすると「うなぎの薬味」ですが、それだけではなく、さまざまな用途がある。関西では、生のものを佃煮にして、その後、いろいろな料理に活用します。常備野菜として活用している。中華料理、特に、四川料理によく使われる山椒も、これと同種のものです。

 機能としては、これからの季節、食中毒等の予防にも大いに活用できます。咳止めとして、薬種にも使われています。血行促進、こりをほぐす、利尿作用といった機能も持っています。

 栄養成分は、カルシウムや食物繊維が非常に豊かです。

 和歌山は80%のシェアを持っています。京都で使っているのも、ほとんどが和歌山産。生の山椒、いわゆる「青山椒」は、非常に単価が安い。ですから、常備野菜として活用していただくとよいのではないか。

 
■2010年6月20日 第3回 〜 商品情報 山形産「行者菜」「おかひじき」

 今日は、山形から、特産の野菜2種類をお持ちしました。ひとつめは、「行者菜」。ニラのような形をしていますが、行者にんにくとニラを掛け合わせて作ったものです。

 行者にんにくは、名前の通り、修験者が修行中に滋養強壮のために食べた山菜だといわれています。

 行者にんにくは、収穫までに5年もかかります。また、収穫期間も、1年のうち2週間ほどしかありません。そこで、行者にんにくの特性と、ニラの栽培のしやすさを合わせて、行者菜に改良しました。

山形県東京事務所 齋藤正崇氏

 成分も、行者にんにくと、ニラの成分をあわせ持っています。ビタミン類が豊富で、ニラと比べると、ビタミンA、Bが15%、葉酸が20%多く含まれており、ニラよりも栄養価の高い野菜です。

 山形県の長井市しか栽培しておりません。他の県で栽培、販売しているかどうかまでは調べていませんが…。山形県の特産です。

 もうひとつ、「おかひじき」もお持ちしました。もとは、庄内浜の海岸に自生していた雑草のようなものです。最上川を上り、内陸に伝わって、栽培が始まった、と聞いています。

 見た目が、海のひじきに似ていることから、「丘のひじき」で、「おかひじき」という名前になったそうです。

 ミネラルなどの栄養分が豊富。味はシンプルですが、非常にシャキシャキしていて食感がいい。先日、めざましテレビの「日本ワンダフード」というコーナーで、ナムルに混ぜて食感を楽しむ、という料理が紹介されました。試食もご用意しています。

行者菜
行者にんにくの花芽(※参考)
おかひじき
 
■2010年6月20日 第3回 〜 商品情報 山形産「アスパラ漬け」など

 先月の八百屋塾にいらっしゃって、山形の山菜について説明してくださった佐藤栄子さんからの提供品をいくつか紹介します。

 「アスパラ漬」は、グリーンアスパラの浅漬けです。先日、山形に行ったとき、お蕎麦屋やさんに入ったら、たまたまアスパラの漬物が出てきて、おいしかった。今回の八百屋塾のテーマがアスパラだったので、佐藤さんにお願いしたら、見つけてくださいました。アスパラを栽培していると、どうしても細いのが出る。それを捨てるのは忍びないので、山形では、このような浅漬けにして食べているそうです。

 後ほど、これとは別に、佐藤さんが料理してくれたアスパラ料理も召し上がっていただきます。ひとつは、切ったアスパラをしそ、みょうがと一緒に塩だけで漬けたもの。もうひとつは、サッと茹でてから、塩、こしょう、オイルに漬けたものです。つけ合わせに使ったり、パスタに混ぜたりもできて、便利ではないかと思います。

 「わらび」は、佐藤さんがお持ちの山からとってきた天然もの。とても鮮度がよくておいしかったので、少しずつ持って帰ってください。8月ぐらいまであるそうです。

 「赤みず」も山から。サッとゆがくと、きれいな緑になります。根元から包丁を入れて、フキのように皮をむき、3〜4センチにザクザクと切ってゆでるといいと思います。おかかをかけてしょうゆで食べても、ポン酢でもマヨネーズでもいい。さわやかな味なので、この時期、口の中をさっぱりさせたいな、というときに最適です。クセが全くなく、苦味もイヤなにおいも一切ありません。味噌汁の具や、炒め物にもおすすめです。筋を取ったりする処理がやや面倒なので、3〜4センチに切ってしまえば、ちょっと筋が残っても構わないかな、という方にはそのままで大丈夫だと思います。

 小さな赤い大根は、山形では「ラディッシュ」と呼ばれていました。ただ塩漬けにするだけでおいしい。お茶請けにも、朝ご飯にもおすすめです。1/4に切ってサラダに加えてもきれいですので、ぜひお試しください。

アスパラ漬

わらび

赤みず

ラディッシュ(ミニ赤大根)
 
■2010年6月20日 第3回 〜 商品情報 「ピセッリ・クルーディ」など

 「ピセッリ・クルーディ」は、 若どりのグリーンピース。大きくなってしまうと、食べられません。本当に若いときに食べると、こんなにおいしくいただけるんだよ、という、ちょっと驚きの商品です。

 「ままだかぶ」は、生で食べるやわらかいかぶです。それから、「オクラの花」。てんぷらなどにして食べるとおいしい。

 市場や産地に行くと、いろんなものに出会えると思いますので、みなさんも出かけてみてください。

高広青果(株) 高橋廣道氏
ピセッリ・クルーディ
ままだかぶ
オクラの花

 

 

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