■2010年8月22日 第5回 〜 商品情報 群馬産「パプリカ」 群馬県東京園芸情報センター 主幹 川島正俊氏

 本日は群馬県のパプリカをご紹介します。

 オレンジ、赤、黄色の3色の大きなパプリカは、赤城山の北側、JA利根沼田で生産されています。

 オレンジのパプリカは収量が安定しにくく、市場に出回りにくいのですが、今回、出荷されていましたので、お持ちしました。

 本産地は、平成16年から、試行錯誤しながら栽培が始まり、現在では、生産者10名、面積は1.4ヘクタールとなっています。

群馬県東京園芸情報センター 主幹 川島正俊氏

 品種は海外のもので、出荷は7〜11月までです。

 食味・収量にこだわり、常に様々な品種を導入し、品質の安定、収量の向上に努力しています。

 また、栽培には、害虫の天敵を使っており、農薬の使用が少ないのが特徴です。

 トレイ詰めのものは、赤城山の西側、JA赤城たちばなのミニ・パプリカです。

 品種は、日本デルモンテの「ビバ・パプリコット」。出荷期間を通して、安定的に出荷できることが特徴です。

JA利根沼田のパプリカ

 「色を楽しむ。食べきりサイズ」をコンセプトに、赤と黄色を1個ずつ組み合わせて、パッケージにしてあります。

 パプリカは、あまり気温が高くないほうが作りやすい、といわれます。沼田は標高600メートル、赤城たちばなは250〜620メートルに位置します。夏場、比較的冷涼な気候で、パプリカの栽培に適しています。群馬では、中山間地を中心に、がんばって栽培していこう、と取り組んでいますので、ぜひ、この機会に、味や色をお楽しみいただき、群馬産パプリカを取り扱っていただければ…、と思います。

JA赤城たちばなのビバ・パプリコット
 
■2010年8月22日 第5回 〜 商品情報 山形産「パプリカ」

 今日は、偶然、群馬県さんと重なってしまいましたが、山形にもパプリカがある、ということをご紹介したいと思います。

 山形県では、黄色と赤のみ生産しています。大きいもののほか、ミニサイズのフルーツパプリカもあるのですが、生産者が1名だけですので、今回、ご紹介は遠慮させていただきます。

 日本でのパプリカの栽培は難しく、産地も少ないと聞いていますが、家庭での消費が年々増えていることから、遊佐町では平成15年から栽培を始めました。昨年は、生産者が84名、栽培面積が5.1ヘクタール、出荷数量が213トン。年々、順調に生産者も増えています。

山形県東京事務所 齋藤正崇氏

 日本でのパプリカの栽培は難しく、産地も少ないと聞いていますが、家庭での消費が年々増えていることから、遊佐町では平成15年から栽培を始めました。昨年は、生産者が84名、栽培面積が5.1ヘクタール、出荷数量が213トン。年々、順調に生産者も増えています。 

 スーパーでよく見かけるのは、海外からの輸入物が多い。山形産は、輸入物よりは値段が高くなってしまうのですが、国内産にこだわる方に向けて販売していきたいと考えています。

 そのため、産地では、堆肥を使用した循環型農業で、全戸エコファーマーの認証を受けており、できるだけ農薬を使わない、環境に配慮した農業を推進しています。

遊佐町のパプリカ

 今日は、赤いパプリカを試食していただきます。品種はオランダの会社の「スペシャル」です。山形でもパプリカを作っている、ということを覚えておいていただき、市場やお店等で見かけた際には、ぜひ味をみて使ってください。

 もう一点お知らせがあります。山形県では、毎年、地域特産物の交流会を行っています。今回が第8回目、9月2日(木)に飯田橋のグランドパレスで「おいしい山形地域特産物交流会」を開催します。最寄りは九段下駅か飯田橋駅。

 今のところ35団体ぐらいが出店予定で、早生りんごの新品種「ファーストレディ」、ぶどう「シャインマスカット」、食用ほおずき、その他伝統野菜などをPRする予定です。飼料用米で育てた豚肉や山形牛の試食、加工品、漬物や伝統的なお惣菜などもあります。

 ぜひ、足をお運びいただき、いろいろなものを試食して、山形のファンになっていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 
■2010年8月22日 第5回 〜 商品情報 「トマピー」&「ヌーベル」

 ハナワ種苗の来栖です。今日はうちの関連会社で、青果物を扱っている(株)ハイランドキャピタルから、新潟県産の「トマピー」とトマピーの緑のうちにとったもの「ヌーベル」をお持ちしました。

 「トマピー」は何年か前から出ていますが、今回お持ちしたものは、「トマピー」の中でも新しい品種です。完熟果になると、糖度が10度以上になり、非常に甘くておいしいものなので、ぜひ召し上がってみてください。

 「ヌーベル」は生よりも調理に適しています。今回は炒めたものを試食していただきます。味をみて、ぜひご検討ください。

ヌーベル(左)とトマピー(右)
 
 

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