■2010年9月12日 第6回 〜 実行委員長挨拶 安蒜俊男

 みなさん、おはようございます。

 9月の八百屋塾のテーマは、「中国野菜」です。先ほど、少し生で食べてみたのですが、非常にクセのあるものが多く、中国野菜というか、東南アジア野菜と呼びたくなるものもあります。なじみのある野菜もあれば、なじみのない野菜もあると思いますが、しっかり勉強してください。

 先月の八百屋塾のときは、お休みをいただき、九州・沖縄の商組青年会の役員会議に参加するため、熊本に行ってきました。

実行委員長 安蒜俊男

 私が30〜40分話をしたあと、質問などが小一時間続きました。みなさん、発言がすごく活発で、悩みごともあれば、こんないいこともあったよ、という話が闊達に出ておりました。

 その中で気になった話は、道の駅のこと。東京には、すぐそばに道の駅がないですよね。都心から離れたところにしかありません。ところが、九州では、町からクルマで5分も走れば道の駅がある。九州の八百屋さんたちは、そうした状況の中で商売をしているのです。

 道の駅には国の補助金が出ます。例えば、1億円かかるものが、6,000万円の補助が出れば4,000万円で建てられる。資本が1億円あったとして、余力の6,000万円は自分の商売にいかせる。そうなると、八百屋さんなどの小売り業者は非常に不利、という話がありました。八百屋は個人営業なので、国の補助をもらうのは非常に難しい。企業として道の駅を運営する場合はすぐに補助金が出るけれど、八百屋さんはとても無理、という状況があるそうです。

 このところ品物が少ないですし、陽気も暑いです。 身体も商売もヘロヘロになっていると思いますが、今日は中国野菜について勉強したあと、懇親会があります。タイミングよく中華料理屋さんということなので、一日しっかり勉強していただきたいと思います。本日もよろしくお願いします。

 
 

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