■2009年4月19日 第1回 〜 食べくらべ
◇トマトの食べくらべ
  • トマトは、東京青果の長掛氏から説明のあった13品目(とちぎのトマト、宇都宮のトマト、光樹、ソプラノトマト、栃木トマト、うまかんべー、アメーラ、匠、レトロトマト、カクテルトマト、フルティカ、イタリアントマト、ロケット)を食べくらべた。

  • また、調理用のイタリアントマトを使ったソース、千葉園試提供の新品種、ちばさんさんも試食。
トマトの食べくらべ
[感想]
  • 去年に比べると、みんな甘くておいしかった。特においしかったのは、光樹。麗容は、ザラザラして味も薄い。個人的にはあまり好きではなかった。

  • ソプラノ、栃木トマト、うまかんべーの3種のフルーツトマトの中では、うまかんべーが食味も香りも味もよかった。

  • 今日のフルーツトマトの中で、いちばん無難というか、一般受けしそうなのはアメーラ。匠はもっとおいしいはず。個人的にはレトロが好み。

  • カクテルトマト、フルティカのミディ2種では、フルティカのほうが甘みも酸味もあり美味。カクテルトマトは味が薄く感じられた。

  • いろいろ食べくらべた中で、自分は佐賀のトマト(光樹)がおいしかった。日頃、お客さんには、麗容の評判がよく、売れている。自分は佐賀のトマトのように酸味のあるもののほうがトマトっぽいと思うが、お客さんは甘いだけのトマトを求めている気がする。
[荒井慶子先生よりトマトソースについて]
  • 今日のは「トマトソースもどき」。当初は、加熱料理なしということでしたので、トマトソースを作る材料が全然なくて、香味野菜が入っていません。セロリだけがありましたので、最初にちょっとセロリを炒めて、調理用トマトを入れて、コトコト煮込みました。ダシも使っていません。それを、ザルでこしたものです。調理用トマトがもっと熟していたほうがおいしくできるでしょう。フライなど、揚げ物にトマトソースを添えるとおいしい。
 
◇その他
  • セロリは3種、柿沼さんの「茨城のセロリ」、伊藤さんの「江戸川セロリ」、「清瀬のセロリ」を、荒井慶子先生の作った練り味噌で食べくらべ。柿沼さんのセロリは、とてもやわらかく、香りもあると好評。

  • アベさんの「塩小松菜」、「ミニ大根」も試食。

  • 最後に、小玉スイカ「味良来(みらくる)」を試食。シャリシャリとした食感が好評。
茨城のセロリ
江戸川セロリ
練り味噌