■2009年10月18日 第7回 〜 商品情報 山形産「平田赤ねぎ」「娃々菜(わわさい)」

 みなさん、こんにちは。山形県東京事務所の佐藤と申します。今日は、庄内の伝統野菜、茎の部分が赤い「平田赤ねぎ」をお持ちしました。それから、同じ庄内で作っているミニ白菜、「娃々菜(わわさい)」です。この2つをご紹介したいと思います。

 「平田赤ねぎ」は、現在、酒田市の平田というところで作っている赤ねぎです。2.5ヘクタールほどの面積で、13名ほどの農家で作っています。ちょうど今日から出荷開始で、11月いっぱいぐらいまで。白ねぎよりは若干高めで、京浜市場(東京、横浜、川崎中心)に出荷する予定です。

 生で食べると非常に辛いのですが、煮ると甘みが強くなるのが特徴です。薬味または煮物などの調理におすすめです。

 先日、テレビで、「アル・ケッチァーノ」の奥田シェフが、芋煮リゾットに赤ねぎを使っていました。山形の芋煮、すき焼き、あとは、イタリアンにも、この赤ねぎは使えるのではないか、と思っています。

 銀座一丁目にある山形のアンテナショップの2階に、奥田シェフプロデュースのレストランがあり、まもなく、こういった庄内の食材も使われてくるのではないかと思っていますので、ぜひ、ご来店ください。

 「娃々菜(わわさい)」の「娃々」というのは、「赤ちゃん」という意味だそうです。ご覧の通りのミニ白菜で、従来の白菜より甘く、やわらかいのが特徴です。JA庄内みどりで作っていて、これから売り出すとのことですので、よろしくお願いします。

 「平田赤ねぎ」と「娃々菜(わわさい)」についてのお問い合わせは、JA庄内みどりまでお願いします。

山形県東京事務所の佐藤さん
山形産 平田赤ねぎ
山形産 娃々菜(わわさい)
 それから、今日は、山形の朝日町の「シナノスイート」も持ってきました。山形県で育成、今後有望な品種といわれているりんごです。早生と中生の2つあり、早生のものは8月下旬〜9月上旬で、もう終わってしまいましたが、「ファーストレディ」という名前の品種が出ました。来年、再来年ぐらいになれば、ある程度量がまとまって、みなさんにお届けできるのではないか、と思っています。

 もうひとつ、中生の品種に、「秋陽(しゅうよう)」というりんごがあります。日持ちがよく、非常にかたくておいしい群馬県の「陽光」に、食感や食味が優れている「千秋(せんしゅう)」を掛け合わせ、それらから1文字ずついただいて、秋の陽差し、「秋陽」。ちょうど、いま、終わりごろです。早生ふじ系統のりんごのなかで、酸味もあり、りんごらしいりんごですので、ぜひ、「秋陽」を見つけたら、お試しいただきたいと思っています。よろしくお願いします。

 
■2009年10月18日 第7回 〜 「匠の店」について

 「匠の店」とは、食品に関する豊富な知識に基づき、地域における食品小売業の模範的機能を果たしている事業者等に与えられる制度で、本年度の認定店は96店になったそうです。

 杉本さんのお店「杉本青果店」(東京都足立区)と、宍戸さんの「丸シ宍戸商店」(東京都世田谷区)も認定されていますので、みなさん、ぜひ行ってみてください。商売をしている方も、そうでない方も、大変勉強になると思います。もし行かれたら、「匠の店に紹介されていたので、来てみました」とお店の方に声をかけてみてください。いろいろと説明してくれると思いますので…。何でも実際に見てみるのは、いいことだと思います。

【安蒜実行委員長からの補足説明】
 「匠の店」のなかに、「平正(ひらしょう)商店」(東京都墨田区)というお店があります。私と同じ市場で仕入れをしている、佐藤さんという方のお店です。もう、15年ぐらい前に「匠の店」に認定されました。本部青年会のほうで講演をお願いしたことがあるのですが、非常にコンセプトのしっかりした人です。

 錦糸町の駅前に4店舗を構えていて、それほど大きなお店ではないのですが、4店舗それぞれ全部コンセプトをかえて商売をしています。1軒は普通の八百屋さんタイプ、もう1軒は韓国系の食材専門、もう1軒は東南アジア食材、というように…。フィリピンには豚の血を使った料理があるそうなのですが、その店では、豚の血まで売っています。

 来月、まだ若いせがれさんが社長になる、と聞きました。年間の2/3ぐらいはフィリピンやタイに仕入れに行っていて、ほとんど日本にいませんが、面白い人なので、ぜひ行ってみてください。私の名前を出してくれれば、いろいろと説明してくれると思います。

 
■2009年10月18日 第7回 〜 「nico(にこ)」主催、木村秋則氏講演会について

 世田谷で小売店をしている吉岡といいます。私は、「nico(にこ)」という自然栽培の野菜を普及しているグループに個人的に参加しています。

 マスコミでもかなり紹介されているので、ご存じの方も多いと思いますが、『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんの講演会を、来年1月24日、「nico」の主催で行います。ご興味のある方は、「nico」の事務局まで、お申し込みください。自然栽培の野菜の「nico」で、インターネット検索していただければ出てくると思います。場所は埼玉県ふじみ野市勤労福祉センターというところです。

※ 「nico」ホームページ http://nico.wonderful.to/

 

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