■2017年2月19日 第11回 産地視察 in 茨城 〜 ランチタイム
 白菜見学のあとは、近くのそば屋さんでランチタイム。山下社長にご参加いただき、有意義な時間を過ごしました。
そば屋でランチ
西沢さんの挨拶

お茶で乾杯
ランチ

柳澤さんと山下社長
お話を聞く塾生

【ランチタイム時のお話より】
  • 実際にいちごや白菜の圃場を見学して、農業の大変さなどを実感したと思います。昼食をとりながら、さらにいろいろな話をして、有意義な時間にしてください。(実行委員長 西沢好晴)

  • 本日はお忙しい中、大勢のみなさまに産地視察にご参加いただき、まことにありがとうございます。先ほどのこだわりのいちご、そして、白菜の大規模な圃場を実際に見て、度肝を抜かれたというのが私の正直な感想です。生産現場を見るのは、今後の商売のためにも大切なことです。今日のことを、仲間にも伝えてあげてください。八百屋塾では、これからもまたいろいろな企画を立てていきますので、よろしくお願いします。(元実行委員長/杉本青果店店主 杉本晃章)

  • 私は、生産者さんあっての八百屋だと思っています。品物を作っていただかなければ、八百屋の商売は成り立たないわけで、やはり、生産者の方を大切に思わないといけません。今までの日本の農業は、買いたたかれたり、競売で安くなってしまったりすることがありましたが、ここから先は、農家さんが値段を決めて売ることができるような、農家さんの巻き返しの時代に入るはずです。最終消費者もしっかり勉強して、日本の野菜をたくさん食べてもらいたい。お総菜を買ってくるのではなく、ちゃんと家庭で料理をして食べる時代に戻さないといけないのではないでしょうか。(柳澤俊宏さん)

  • 家庭で料理、というのは理想論で、実際に若い人はやりません。でも、いまの若い人は、カラダには気を遣っているので、野菜は絶対食べるんです。ですから、どこでもいいから、食べてくれればいいのかな、と私は思っています。私は、おいしい野菜は、蒸かすのが一番だと思っています。素材の味がよくわかります。でも、漬け物屋さんは、とにかく見た目がいいものをほしがります。また、白菜のごま(黒い斑点)はおいしさが凝縮されると出るもので昔はあたりまえだったのですが、消費者が嫌うのでおいしくても売れません。立場によって「いい」の意味合いが違います。生産者側がいくら作っても、八百屋さんにたくさん売ってもらわないと値段は出ないので、八百屋さんが儲かってくれないと農家も困ります。お互いに、いっしょにがんばらないといけないですね。八百屋さんには、旬のときに旬のものをすすめてもらって、消費者の方においしく食べていただければ、それが一番ではないでしょうか。私たちは一生懸命作るから、一生懸命食べてください、という感じです。(山下英一社長)

 

【八百屋塾2016 第11回】 挨拶塾生よりむつみ農園白菜圃場ランチタイム